みなさん こんにちは カズです。
5月になりましたが3回目の緊急事態宣言が発令され、昨年の3月から本格的なコロナの感染拡大が始まり、早いもので1年以上が経ちました。
そんな中、私たちの生活もかなり変化しました。飲食店や旅行代理店、ホテル、旅館、オリンピック関連のイベント会社などの方は大変な状況にあります。
一方で経済活動が停滞しているにもかかわらず、なぜか世界の株価は高い水準にあります。それは世界各国が行っている金融政策によるものです。それは実態とかけ離れたバブルとの指摘もあります。
バブルは、まだ続く可能性もあるし、近いうちに崩壊する可能性もあります。いずれにしても、今後も時代は大きく動きそうです。
そもそも、今の世界の最大の問題は、すべての人に安心して生活していくための十分なお金が行き渡っていないことです。
今回はそのお金を中心に考えてみたいと思います。そして将来に対する中長期的な見通しをもって行動することができれば、そのお金に感情が振り回されなくなりそうです。
今回は本田健さんのサブスク、本田健書店「バブル」を参考にしました。
2030年の世界をイメージする
2030年にはきっと、人類は今の新型コロナウイルスから解放され、マスクのいらない普通の生活を取り戻しているでしょう。家族や友人とも何の気兼ねもなく会えるようになっているはずです。
自動運転の実用化が進み、交通事故も激減していそうです。AIやロボットも日常生活にどんどん浸透して、これまで人の手で行っていたことが、どんどんAIに代替される可能性があります。
医療もさらなる進化を遂げていると思います。以前、エイズは死の病と恐れられていましたが、今ではちゃんと治療を行えば、平均寿命が非感染者とほぼ変わらない水準になっています。
同じようにガンも生存率がさらに改善され、人類がガンを克服する未来が現実的なものとなりつつあるかもしれません。
一方で、地球の温暖化抑制や食糧問題、エネルギー問題などの国家間調整が必要なものには、もう少し時間がかかるように思います。アジアや中東などでは、国家間に緊張状態が今以上に高まっている可能性もあります。
危険をはらみながらも、テクノロジーの発達で個人個人の生活は、これまで以上に便利になり色々なビジネスチャンスが生まれ成功する人たちが生まれてきます。
一方で、これからの10年でAIの普及に伴って仕事を失う人も出ますが、その時に社会に必要な仕事に移れるのであまり心配する必要はありませんが、移行過程では仕事が無くなったり、お金の面で不安な日々を過ごすこともあるかもしれません。
これからは、どういった未来が来てもいいように、楽観的なもの、悲観的なもの、中間的なものを持っていたほうが良さそうです。
お金の価値が徐々に無くなっていく未来
バブルとその崩壊を通して、お金に関して大きな変化が生じると思います。お金持ちがますますお金に恵まれる一方、生活を維持できない人が出ます。
民主主義国家においては、後者が一定数以上いれば今の生活保護よりももっと手厚い支援制度が導入される可能性もあります。
その制度として最も有力なのが、ベーシックインカムです。政府が全国民に対して、普通の生活に必要なお金を継続的に支給する仕組みです。この1年でコロナ禍の経済的な対応として、いくつもの国が給付金を支給しました。日本でも1人あたり10万円の給付金が支給されました。こういったお金を毎月支給し続けることで、国民が生活を安心して送れるようにする。それがベーシックインカムです。
そもそも人類の最大の問題は、すべての人に生活していくための十分なお金が行き渡っていないことです。
だから生活していくのにやっとの人は、お金を楽しむことに使えません。朝から晩まで働いているのに、贅沢はほとんどできない。それでは不満、不公平感が募るのも当然でしょう。多くの人がお金のため、生活のため、将来のためといって好きでもない仕事のしがみついているのが現実です。
しかし、ベーシックインカムが導入されれば、生きていくためにお金を稼ぐ必要がなくなります。電気のように個人がお金を必要とするときは誰でもいつでも使えるものになり、普段、生活のためのお金については意識することはほとんどなくなります。お金を追い求める人が極端の少なくなるので、バブルも発生しなくなると思います。
その時代のお金は、生活に不可欠なものという従来の概念とは異なり、労働から解放されてありあまる時間、余暇を楽しむためのもの、人生を楽しむためのものとういう定義に変わっているはずです。
ベーシックインカムによって変わる生き方
これまでは、高校や大学を出て社会人として働くのが当たり前でした。仕事をしてお金を稼げるようになって、初めて大人と認められました。
しかし、将来は生活のために働く必要がなくなります。その時にはニートが普通の生き方になるかもしれません。「昔は好きでもない仕事を、イヤイヤやっていた人が多かったらしいよ。可哀そうに」って若者から言われそうですね。
学校の存在意義も問われるでしょう。今は勉強して進学し、会社へ就職するための訓練機関です。しかし、働かなくても働いても自由となったら、学校も大きく変わらざるを得ないでしょう。
また、離婚したら生活していけないのではとの不安から、離婚に踏み切れない人たちもいますが、ベーシックインカムがあれば、お金のために我慢する必要はありません。婚姻制度も根底から見直される可能性があります。
「have・do」から「be・feel」へ
夢のようなベーシックインカムはいつ頃になるのでしょうか。それは誰にも分かりませんが、おそらく10年~20年先になる可能性もあります。
そんなに待てないという人が多いと思います。そんな人に今から豊かになる方法を本田健さんは紹介しています。それは、自分の価値観を「have・do」から「be・feel」へシフトさせることです。
これまでの世の中は、何をもっているかhave、何をするかdoに価値観の重点が置かれていました。持ち家や、いい車、バッグなどです。またどんな仕事をしているかということも価値を見出されました。
ところが10代、20代を中心に価値観がどんどん変わっています。時代の最先端を行っている彼らは、自分たちの親の世代が高いものを持って、世間体のいい会社に勤めたからといって、幸せが保証される訳ではないことを知っています。
何を持ち、何をしているかということよりも、どうあるかbe、何を感じるかfeelに価値を見出いしています。だから、彼氏に収入が少なくても全然気にならないという女性は増えています。
これからの人生、何を大切に生きて行きたいかが大切になってくるように思います。最低限の生活費を計算してみると、もはや正社員としてだけでなくライフスタイルに合わせた働き方を選択する時代です。
もう少しペースを落として、心身とも健康でいることや、家族との時間や趣味などを楽しむというのも人間らしくていいと思います。
お金が十分に入ってくる仕組みをつくる
いずれベーシックインカムが導入されて、人類が労働から解放される日がくると思います。ただ、その実現には少なくとも10年以上はかかるでしょう。それまでお金に人生の主導権を握られて生きるのは、すごくもったいないことですよね。
お金から卒業するのに、億り人になる必要はありません。必要なお金が入って来る仕組みと、お金にとらわれないメンタリティがあれば、数年でお金から卒業できそうです。
今は職場で副業、兼業が認められるようになってきました。平日は職場の仕事をして、土日は自分の好きなことを副業にする。動画コンテンツやアフィリエイトなど売れる仕組みを作れば、自動的にお金を生み続けてくれます。一回の仕事が何回もお金を生む形を作る。そしてその収入が本業の収入を超えたら独立すればいいと思います。他にも不動産や株などに投資して資産形成に取り組むのもいいです。
このように、無理なく、段階的に自由になっていくプロセスは10年前よりもずっと歩みやすくなりました。自分の好きなことを仕事にして、労働時間を減らし、好きな人をお客さんにできたら、お金のために働いているという感覚はかなり少なくなるでしょう。
豊かさ意識と貧困意識
豊かさ意識は、幸せなお金持ちたちが、経済的な自由を手に入れる前から持っていた豊かさを感じる意識のことです。それはお金が湧いてくる感覚、豊かさの中で生きている感覚を持つことです。今ある豊さが、さらなる豊かさを運んできてくれるといったもので、今たとえお金に困っていても自分がどんな状況におかれていても、感謝することで豊かさ意識は持てると思います。
一方で貧困意識とは、欠乏感や焦燥感からくるものです。いつも何か足りない、刺激が欲しいみたいな、もっともっとといったもので、達成できても満足できなくて更にもっともっと、さらに大きくということを繰り返し、ドッグレースに入れられた状態に似ています。一見、前向きでパワフルに見え行動力もありますが、どこか追い立てられるように生きています。
Happy Moneyの循環をつくる
Happy Moneyは自分や人を幸せにするお金です。例えば、大切な人へのプレゼントを買うお金、寄付金や社会貢献事業への投資、商品やサービスを提供して喜んでくれたお客さんから受け取るお金などです。そこでは、金額の大小に関わらず、普段から豊かさや平安を感じ幸せに過ごしています。
まず普段からできることは、お金を受け取るときも、支払う時も「ありがとう」と心の中で言うことです。また友達にご馳走してみたり、休日に好きなことをやってお金を貰ってみたりするのも良いと思います。最初は細々としたお金の流れが、いつの間にか想像を超える大きな流れになって、豊かさを運んできてくれるかもしれません。
まとめ
これから激動の時代に合わせて、お金の価値観も大きく変化していきそうです。人類が労働から解放される日がくるとは思いますが、当分先になりそうです。ベーシックインカムには社会保障制度の根底からの見直しが必要ですし、今まで真面目に支払っていた人が損をする可能性もあるからです。
導入されるまでは、真の豊かさを手に入れるために、自分でお金についてもっと勉強し、お金に対するメンタリティであったり、自動的に稼げる仕組みを構築する必要があります。
簡単には出来ないと思いますが、試行錯誤の末にライフワークが完成すれば、経済基盤が整い、やりがいをもたらしてくれるはずです。
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