脳の認識のくせ~認識のくせ編

脳のシステム ブログ

こんにちは カズです。

今日は、認識のくせについて書きたいと思います。

どんな考え・感情を持つか(認識のくせ)で人生が決まってくるというなかで、認識のくせは変えようと思ってもなかなか変えられないものだということです。

ただ、認識のくせと考え・感情の関係を理解することで、考え・感情の走り方を観察出来るようになり、認識のくせが変わり、人生の流れが変化してきます。

この内容は、ノ・ジェス著「宇宙一美しい奇跡の数式」の観術を参考にしました。

考え・感情の起こるプロセス

普段なにげなく見るもの、聞こえてくる音、触ったときの感触など、私たちの五感を通して知覚したものが、ある考えや感情として浮かび上がってきます。

そこには一定のプロセスがあり、それは意識的ではなく無意識的にオートマチックに制御されています。

例えば、①車を見た時に②五感覚の目で見る③網膜で電気信号に変換される④脳で処理されてイメージができる⑤過去のデータに照らし合わせて言語化し理解⑥理解したものを前提に、状況に合わせながら考えを働かせる⑦認識が出来上がる

 

認識のくせ

このプロセスは、現実をそもそも正確に捉えられない限界があります。ここでその詳細には触れませんが、それは個人の問題ではなく人間の知覚の限界と言えそうです。

また、個々人の蓄積されたデータ、潜在意識によって認識にくせがあり、現実を正確に捉えることはそもそも不可能と言わざるを得ないようです。

 

相違点のみを認識している(同一性を認識できない)

そもそも人間の解釈や価値観などは、一面しか捉えていない場合が多く、また言葉にしても一面からだけの表現が多くなっています。これは社会活動の便宜上でそうなっていますが、真に受けると偏った認識になったり、苦痛や満たされなさ、また洗脳される危険性をはらんでいます。

本質的には

例1.山が高くなれば谷も深くなる。

例2.幸せ・成功を求めれば求めるほど、となりに悲しみ・絶望がくっついてくる。深い絶望・悲しみの中にいる時は、となりに成功・幸せがある。

このように相対関係にある対極の世界は

一、二つの世界は同時に存在し同時に消滅する。

二、相互に作用している。

三、共通点と相違点を同時に共有している。

 

認識できる世界は限られている

認識できる世界は     ①部分②違い③過去④有限

認識できない世界は ①全体②共通③今ここ④無限

 

まとめ

このように見てきますと普段、事実を見ていると思えることや正しいと感じることも、実際のところは錯覚であったり間違いであったりすることがありそうです。

難しいのは、認識のプロセスがオートマチックに制御されていることや、幼少の時からの記憶が無意識的に想起され認識が出来上がり、それが一面(相違点)だけしか見ていないのに全体をみていると錯覚していることがあるということです。

自分をみてくれる、冷静なもう一人の自分をつくり、メタ認知をすることによって、より正確に対象をみれるのではないでしょうか。

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