みなさん こんにちは!!
今回は前回の「悪魔を出し抜け!」の続きを書きたいと思います。
前回はナポレオンヒル博士がどん底の状態で悪魔と遭遇し、もだえ悩みながらさまよっているときに
「もう一人の自分」とついに出会うことができたところまででした。
個人的には、「もう一人の自分」との出会いも大事なのですが、
今回は「悪魔との対話」に重点を置きました。
この社会は誘惑や落とし穴が多く、警戒心をもっていないと
それに引っかかり、たとえ上手くいっていたとしても足を引っ張られたり、潰されてしまう
危険性があるからです。
最近は、「神との対話」のようなタイトルの本が多いですが、それが今回のポイントを「悪魔との対話」にした理由です。
とくに若い人に参考にしてほしいです。
悪魔との対話
悪魔というと黒い服装で、角があり大きな凶器をもっていて怖いイメージがあります。
悪魔はヒル博士との対話で、「私に話しかけるときは陛下と呼べ」といきなり
マウントをとってきました。
これに対し、ヒル博士は「何でお前のことを王のごどく扱わなければならないのか」と
やり返します。さすが光の戦士( ´艸`)
実際にヒル博士が悪魔と会話したかはわかりませんが、おそらくヒル博士には、
イタコやチャネリングのような能力があったのではないかと思います。
そしてあらゆる恐怖を克服した者として、答えを要求する力を持ったと考えられます。
そして悪魔が使うトリックと誘惑の方法を白状させていきます。
先ず、悪魔は恐怖を煽って人々を洗脳していきます。
そして思考停止に追い込みます。
たとえば、怪しい宗教の洗脳も、お布施を施さなければ身内に不幸が訪れるとか、
まるで最近、世間を騒がしたところみたいですね。
そして、メディア、学校教育、テレビ、SNS、親、友人などを使って、恐怖や否定的な思考の種をまいて、人の心理をコントロールしていきます。
以下は、悪魔の具体的な支配方法です。
➀貧困
貧しくなると、考えることをあまり出来なくなるのでコントロールされやすくなります。
確かにお金の余裕がなくなると、何かしらの不安に苛まれます。
来月の生活費どうしようとか、これ以上お金なくなったらどうしようとか、
いろいろ考えると恐怖に支配されてしまいます。
②病気
不健康は思考力を低下させてしまいます。
具体的には、食べ過ぎや、不健康な食品を摂取させようとします。
これにより消化不良がおきて、正しく思考する力が破壊されます。
③お酒、ギャンブル
お酒で人間の意識を堕落させることができます。
たくさん飲まなくても、なにかの弾みでお酒に絡んだ失敗を起こしてしまう人は多いです。
自分もお酒に関しては、少し改善の必要がありますので、悪魔に浸食されないように
気をつけます( ;∀;)
また、ギャンブルでの一攫千金や一発逆転の発想も、悪魔の術中にハマってしまいます。
④たばこ
たばこは人間の粘り強さを奪うそうです。忍耐力を弱めて想像力を弱めてしまう。
悪魔は人間を、思考しない怠け者、流される人間を量産したいようです。
そんな人間はコントロールしやすく、簡単に堕落させることが出来るそうです。
⑤性欲
悪魔はお金持ちや成功者たちを、性欲という罠を使って脱落させます。
特に男性は注意が必要です。
⑥職業
なにも考えずに就職し、何もビジョンがなく流されて就職すると、ジワジワと貧困に流されて行くそうです。
サラリーマンの多くの場合、30年間賃金はほとんど上がらず、その代わりに物価や税金は上がっている。
世間がいう安心安定は昔のことで、これからは明確な目標や、ビジョンが必要になってくると思います。
⑦環境
人間関係を不快なものにする、その状態に留めておいて、流される思考を維持させる。
正しさ・誤りといった価値観などで分断させる。
⑧支配的な考え
学校、会社、テレビ、SNS、親、友人などから日常生活で耳にすること、見ることの
情報操作をすることで人々を洗脳し支配していく。
悪魔は否定的な思考を植え付けるために、あらゆる媒体を使っています。
⑨虚栄心とうぬぼれ
悪魔はおだてることで、人を調子に乗らせてコントロールします。
おだてに乗る人間は、流されやすいので餌食になりやすいそうです。
⑩敗北
失敗させて、夢や希望を諦めさせる手法です。
2、3度失敗しても続けられる人間はあまりいない。
どんな時でも乗り越えて、目標を見失わない人は成功するので悪魔は支配できない。
そういう人は神の支配下にあるので、何度失敗しても諦めない。
⑪死の恐怖
死んだらどうなるのか証明できないので、その不安が恐怖になりコントロールしやすくなる。
悪魔は恐怖や否定的な考えを植え付け、思考停止にし、「流される習慣」を身につけるよう仕向けていくみたいです。
ヒプノティック・リズムの法則
ヒプノティックリズムとは、思考を習慣化させる自然の法則で、固定化されてしまうとなかなか抜け出せない。
現代のコンフォートゾーンのような考え?で、たとへ堕落していてもそのことが心地よく感じられてしまう。
例えば、お金がないのに買い物依存症、肝臓が良くないのにアルコール依存症、幸せになれないと分かっているのに恋愛依存、心身を壊しているのにブラック企業勤務など。
これは悪魔のヒプノティックリズムに引っかかってしまっている。
悪い習慣を改善するのは大変なので、普段から自分の内面と行動をチェックする必要があります。
悪魔の最大の敵
悪魔の最大の敵は、自発的に考え、行動を起こす、「明確な目標」をもって生きることを気づかせる人間です。
有名人であれば、ソクラテス、孔子、ボルテール、エマーソン、リンカーンなどです。
普通の個人でも普段から「明確な目標設定」をしていれば、周囲に流されず、悪魔に隙を見せることは無くなると思います。
悪魔から逃れて自由に生きる方法
➀目標を明確にする
価値観の優先順位を明確にし、目標とリンクさせ、ミッションに生きる。
②自制心を持つ
性欲や食欲、承認欲求などの色々なものに支配されないようにする。
健康的な食事をとって、そして性欲のエネルギーを社会活動に使う。
③逆境から学ぶ
失敗は今までの間違いを教えてくれるものですので、それを最大限に生かすことで
大きな成功を手に入れることができる。
④環境から受ける影響をコントロールする(交友関係)
前向き、友好的、調和的な人と付き合う。
⑤時間
否定的な思考習慣ではなく、肯定的な思考習慣を確立し、知恵をつける。
知恵とは、自分の望むものを効率よく手に入れる能力のことをいうらしいです。
知恵は短期的に得られない。
知識として入ってきたものを、経験と時間が経つにつれて、それが知恵となっていきます。
⑥調和
明確な目標をもって行動することで、自らの精神性、霊的・物理的環境、感情をコントロールする
また、人間関係を調和するといいらしいです。
⑦警戒
目標に対してあらゆる対策を立てる。
人間関係でも、相手の都合ばかりで近づいてくる人は、自分にとっては有益な人ではない。
自分にいい影響を与えてくれる人と付き合うことで幸福になれる。
悪魔から逃れる方法を一言でいうと、目標を明確にし、行動を明確に把握する習慣を持つことです。
そうすることで、恐怖から解放され、思考を使い、流されない人間になると、
物理次元では欲しいものは全て手に入るようになるみたいです。
「もう一人の自分」の偉大なる力
この本では、「人は大きなストレスにさらされた時に意欲と内なる力を見出す。
どんな一時的な敗北にも、どんな失敗にも、どんな逆境にも
必ずそこにはそれに見合うだけの成功の種が含まれている。
「もう一人の自分」に身を委ねることを知っている人間に、不可能なことはない。」
と書かれていました。
そして、誰にもこの力があるらしいのでとても勇気づけられました。
まとめ
最近はプラス思考の本などが多く、考え方の主流を占めています。
この本も、典型的なプラス思考の考え方ですが、成功への過程で予想される「障害物」を 取り除く方法が示されているのが特徴です。
自分も長年プラス思考派でしたが、行き詰まりを感じ、最近はマイナスも受け入れる考えにシフトしました。
この本では意外にも、「善と悪は同時に存在していて、どちらも同じように重要なものだ」ともありました。
ドクター・ディマティーニも「人生は常に二つの相補関係(対極)にあることが、共時的(同時)に同じだけ起こる」と言います。
ただ、ヒル博士の時代が禁酒の法律があったということ、またキリスト教ということもあるのかもしれませんが、
成功や幸福に満ちた未来にするには、かなり禁欲的な習慣で「悪魔を出し抜く」必要があると感じました。
個人的には、物事によってはあまり偏らずに、適度に両方を受け入れ、楽しむことも必要なのではないかとも思います。
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